せっかく開業したのに「もっと準備しておけば・・・」「こんなはずではなかった」と後から後悔したくないですよね。これから開業するあなたが、「開業して良かった!」と思えるような基礎知識について解説します。
この記事では、
・開業する際の立地、形態について
・内装について
という順番で開業を検討中のあなたにぜひ読んでほしいことを解説していきます。
開業する際の立地、形態について
開業する際は、立地、形態等含め様々な選択肢があります。
まず、治療院をはじめる際には市場調査をしてみましょう。
気になる物件があるときは、漠然と決めるのではなく、実際に人の流れや人数、性別などを調査し、物件を決める必要があります。
繁華街
とても多くの店が並び、にぎわう場所です。平日、休日ともにたくさんの人が集まるでしょう。
多くの人が通りますが、治療院の経営でいちばんの肝となる、リピートされる患者さんの期待が薄く、家賃もとても高くなります。
オフィス街
時間帯によって、人通りに差のある場所です。基本的に土日は人が少なく、平日は多いです。平日の仕事帰りに治療院を利用する患者さんが見込めます。家賃は高めです。
駅前
地域に密着した人、駅を利用する人を中心とした場所です。人通りは駅によってまったく異なります。利用者が多い駅もあれば、少ない駅もあります。
電車を乗り降りする人の数を確認しましょう。地域に密着した人も多いため、患者さんもリピートしやすい環境ですが家賃はとても高いです。
住宅街・郊外
地元の人が主な患者さんとなる場所です。地元の人以外が通ることはほとんどありません。地域に根差した治療院作りができます。紹介で来院する患者さんが期待できます。また、平日よりも土日に来院する人が多いです。
訪問治療
決めた場所を持たずに治療を行う、訪問治療もあります。患者さんに来院してもらうのではなく、こちらが家や宿泊先、オフィスに訪問して、施術を行います。
足の不自由な人、ご年配の方、気温が高くて、または寒くて外出したくない人、休みの日を家ですごしたい人など、意外とニーズはあります。最近では、訪問治療のひとつの方法として、施設を利用しての施術といった形も増えてきています。
経営的には、場所を持たないため、毎月かかる家賃は心配いりません。訪問を希望する患者さんは、一度利用されたら、何度も施術を受ける人も多いです。また、企業が福利厚生としてオフィスに施術者を呼んで施術を希望することもあります。
併設院
他の業種のお店を間借りして、併設院として営業することも可能です。併設することで、双方でお客様への認知、誘導が可能になるため相乗効果が期待できます。最近では、スポーツジムや美容院に併設して、治療院をはじめる人もいます。
内装について
院内を形成する設計や工事は、開院資金の中でも特に大きな投資額が必要になります。
内装を考える際、患者さん目線で考えることが大切です。居心地の良さや雰囲気を重視しましょう。
イメージした院内を形にするためには、設計、施工会社の協力が必要です。相場を知るために、施工・設計の見積もりは、3社ほどから取りましょう。治療院の施工を手がけたことのある治療院づくりのルールを把握している会社に声をかけると、そこを配慮して設計施工してもらうことができます。例えば、鍼灸院は6.6平方メートル以上の専用の施術室や3.3平方メートル以上の待合室を有するなど、細かいルールがあります。
また、開院予定の立地から近い地元の会社に依頼することで、地元の人間関係構築ができます。
設計、施工会社を決めるときは、金額だけで判断するのは避けるべきです。工事で使う壁紙を安価なものに代えることで、費用はおさえられますが、院内がチープな雰囲気になることもあります。反対に、高い金額であればひとつ上のランクのものを使って、院内を上品に見せることができます。金額も大切ですが、見積もりを依頼した会社の信頼性もおさえておきたいです。
追加費用についても聞きましょう。工事が終わってから、追加費用の名目で、当初の見積もりよりも上乗せして請求されることもあります。工事がはじまる前に、見積もり以外にかかる費用は発生するのかどうか、発生した場合はどれぐらいの額なのか、確認しておきましょう。
工事費用を安く抑える方法
居ぬき物件
前に入っていたテナントが利用していた設備が残っている物件です。空調設備が残っていたら、そのまま使えます。壁紙がきれいなら、そのまま利用できます。本来、必要だったコストを削減できるため、費用を大幅におさえることができます。
しかし、注意も必要です。設備が残っているのはうれしいことですが、利用できたらの話です。使えなければ、結局は新しいものを用意することになります。
セルフビルド
自分で工事することです。ガス・水道工事などは、専門的な施工が必要になりますが、壁の塗装や床の張替えは、自身でも十分できます。
内装はある程度、自分でも見栄えよくできます。ただ、どうしてもできないところは、迷わずにプロに頼みましょう。どんなに器用な方でも、プロにはかないません。素人が取り組んで安っぽくなってしまうのはよくありません。自分でできるところは自分で、任せるところはプロに任せましょう。
まとめ
開業に興味があっても、何から手を付けたらいいか悩んでしまいますよね。本記事で紹介した、開業に必要な基礎知識を参考にしてみてはいかがでしょうか。また、もし開業で不安がある、導いてくれる存在が欲しい…という場合は、ぜひヒゴワンにご相談ください。